酒へのこだわり

当店は、大正7年(1918年)、酒見注連蔵(しめぞう)が佐世保の街に、酒屋を開業したのが始まり。
九州は焼酎というイメージが強いかもしれませんが、全国有数の日本酒どころでもあります。
九州の地酒を多くの人に味わっていただきたいという想いから、酒は酒屋の値段をモットーに、お客様にお届けしています。
創業100周年を記念して、福岡の蔵元「花の露」様にささいずみのオリジナル日本酒「酒々泉」(ささいずみ)を作っていただきました。米酒の旨味とすっきりとした喉ごしが調和した特別純米酒です。冷・お燗どちらでも美味しく頂けます。
酒々泉の名前の由来は、「よも尽きじ 万代までの竹の葉の酒 汲めども尽きず 飲めども変わらぬ秋の夜の盃」(能 猩猩より)泉のように尽きる事のない竹の葉(酒々(ささ))のお酒です。
ぜひ一度ご賞味ください。
鮮魚へのこだわり

1965年、2代目酒見達雄は、「銘酒コーナー ささ」の営業を開始し、飲食事業に参入しました。
酒見達雄は、旨いお酒とともに、旨いつまみを追究し、現在の「庶民の料亭 ささいずみ」の礎を築きました。
五島沖で捕られた新鮮な魚介を、毎朝漁師から直接仕入れ、毎朝、活魚車を使って、店内の生け簀に運びます。

特に、イカはストレスがかかると死んでしまうので、店内の生簀や水槽は、丁寧に温度や流水管理を行い、掃除や海水の入れ替えを実施しています。
生簀から取り出した鮮度の高いイカ、鯵、漁師から仕入れるその日の特別な魚介を、調理人が活き造りの形で、お客様にご提供しております。
来店時には、ぜひ本日のオススメを店員に聞いてください。また、近年では、イカに加え、長崎のブランド魚「長崎ハーブ鯖」も人気です。

日本本土最西端に位置する水質の良い海で、4種の西洋ハーブ 「ナツメグ、オレガノ、ジンジャー、シナモン」を配合した飼料で大切に育てられた鯖です。
普通の鯖は生臭さがあり、柔かくて刺身にしづらいとされますが、長崎ハーブ鯖は、育てられ、新鮮で臭みが全く感じず、一度口にすると甘みが舌に広がっていく、ぜひ一度ご賞味いただきたい一品です。
※サバタベンバ(長崎ハーブ鯖しめ鯖)はオンラインショップでもお取り寄せ頂けます。
料理へのこだわり

旨いつまみは、鮮魚だけではありません!店内で提供するお料理にも、こだわりを追究してきました。
店で利用する出汁は、調理人が昆布や鰹やあごを使って、毎日欠かさず丁寧にとっています。
長崎県は海のものも山のものも大変食材が豊富で、新鮮です。その食材を使い、料理人が、佐世保らしい甘味のある、優しい味付けを日々心がけています。
ささいずみの開店当初から長年お客様に愛され続けている「カツ丼」、酒見達雄が試行錯誤を繰り返してたどり着いた「達雄のいなり」、新鮮な魚をすり身にした「すり身揚げ」などぜひ召し上がってみてください。

「もったいない」へのこだわり

日本は古くから、「もったいない」の精神があると言われています。
ささいずみでも、創業以来、あじの活き造りを食べ終わった後に「唐揚げ」か「味噌汁」にして、いただいたお魚を最後まで大切に食べ尽くすという文化を、今も変わらず引き継いでいます。
日本の年間食品廃棄量は、世界トップクラスだと言われる昨今。ささいずみでは、「もったいなか!」をこれからも大切にしていきたい文化だと考えます。
ぜひ、活き造りの後は『後から(後造りの唐揚げ)』でお召し上がりください。
